山口耕平
(やまぐち こうへい)
役 職
:
(学部) 共通教育部・数学教室・教授 ; (大学院) 情報・通信工学専攻・教授
教官研究室
:
東1-505 Tel: 042-443-5545
E-mail
:
kohhei(アットマーク)im.uec.ac.jp
担当授業科目
:
微分積分学第一・同第二,解析学 (学部) など, 現代幾何学基礎論 (大学院博士前期課程) or 現代幾何学特論 I(大学院博士前期・後期課程)
これまでの研究テーマ
(1) 連結性の高いポアンカレ複体・多様体のホモトピー型の分類問題 (2) (1)に関連するホモトピー自己同型群の研究 (3) ゲージ理論等の数理物理学に関連した粒子の配置空間 (labelled configuration space)の位相幾何学のホモトピー論的研究 (4) 組み合わせ位相幾何学の研究
研究活動
現在の専門分野
位相幾何学(トポロジー, とくにホモトピー論関連の Algebraic Topology), 微分幾何学 (Differential Geometry, 特にリーマン幾何学とトポロジーの境界領域)
最近の主な研究課題
数理物理学に関連した粒子の配置空間(configuration space)やモジュライ空間の位相幾何学的研究 (ホモトピー論関連), ホモトピー論
正則写像の空間の位相の研究 (Spaces of algebaric maps between algebraic varieties)
組み合わせ位相幾何学の研究
(無限次元)モース理論の関連した位相幾何学の研究
所属学会
日本数学会 (その他:アメリカ数学界レビューア、Zentralblatt Math.レビューア等)
論文・著書リスト (下記の電気通信大学ホームページ内個人プロファイル参照)
電気通信大学ホームページ個人プロファイル
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卒業研究について
自己紹介と山口研究室について
私の専門は, 位相幾何学(トポロジー)と呼ばれる幾何学の1分野です. その中でも, とくに代数を道具にして, 高次元図形である多様体などの高次元空間内の図形(数学では, それらを(位相)空間と呼ぶ)を研究してきました.
そのため, 卒業研究でも, 位相幾何学に関連した数学を卒研の研究課題にします. 電気通信大学では, このような研究についての講義はあまりなく, 皆さんには初めて聞くことも多いかと思いますが, 卒業研究では, 初歩から位相幾何学を学んでいくことになります.
従って, 数学ばかり勉強しますから, 数学が得意で好きでないといけません. また, 学部を卒業後すぐに, 会社等に就職をすることを考えている諸君には 不向きと思います. (ただし, 学部を卒業後, 数学の教員を志望している諸君は除きます)
学部卒業後, 大学院に進学希望であれば, 3年間あれば(本人の努力も必要ですが)位相幾何学の研究の入り口まで到達できるでしょう. もしそのような方で, 数学の好きな方であれば歓迎します. いっしょに, 数学を勉強しましょう! (とくに, 離散数学のような数学に強い方を歓迎します)
研究室の紹介について
具体的にどのような数学(位相幾何学, トポロジー)を勉強するのかをここに説明するのは難しいので, もし興味があるのであれば, 私の研究室にE-mail (E-mailアドレスは上記にあります)でアポイントを取って, 個別面談で説明します.
紹介案内を希望するのであれば, E-mailで事前に面談日時を決めて(11月中のお互いの空いている時間を調整して), 会いましょう. そのときにはよろしく! (11月の間で, 学科の規則で面談が許されている期間内で 両方の空いている時間であれば, いつでも面談は可能です)
卒業研課題の例
多様体(高次元曲面)上の位相幾何学の研究(とくに、有限次元モース理論の研究)
代数学の基礎(群や加群などの基本事項)と位相不変量(ホモロジー群、ホモトピー群)の計算
組み合わせ位相幾何学の研究(とくに, トーリック多様体の幾何学など)
卒研で使用するテキストの例
(下記以外のテキストを使用するかもしれないので下記の例は なにを卒研でやるかの参考程度にしてほしい)
田村一郎 著:トポロジー入門, 岩波書店
横田一郎 著:多様体とモース理論入門, 現代数学社
松本幸夫 著:多様体の基礎, 東京大学出版会
桝田幹也 著:代数的トポロジー, 朝倉書店 など
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